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案外知られていない?扇子8種類 2016年03月15日
  • 扇子のこと

紙扇子

扇面が紙でできた扇子。
3枚に貼り合わせられた地紙に、扇骨を差し込んで作る扇子ならではの製造方法です。手描きや刷毛引きなど、伝統的な技法を使ったものがあります。

生地扇子

扇面が生地でできた扇子。
刺繍やプリントなど、華やかな加工ができ、片面貼りで仕上げられています。

白檀(びゃくだん)

香木・白檀の木片を重ねた板扇で、透かし彫りや描き絵の装飾を施します。招涼に用いるというより上品な香りを楽しむ持扇となっています。

飾り扇子

扇子に付属している扇子立てにのせ、玄関や床の間などに飾る扇子。長寿や繁栄などの意味を持つ縁起の良い柄が描かれています。

舞扇子(まいせんす)

日本舞踊や能などで使われる扇子。
雲や霞、水などの図柄が多く、その使われ方から、竹骨に鉛を埋め込むなど、扇の造りに一定のスタイルがあります。

茶扇子(ちゃせんす)

室町時代以降、茶道の発展とともに発展し、茶席に用いられる紙扇。一般では婦人用五寸、紳士用六寸の長さのものが多く使われています。

祝儀扇(しゅうぎせん)

冠婚葬祭用の扇子で、縁起物だけに昔からの約束事があり、男女によって地紙や扇骨に特徴があります。

檜扇(ひおうぎ)

檜の薄片を末広がりに綴り合わせ、手もとに要をつけ、先を絹の撚糸で編み綴った板扇。宮中で用いられた木製の扇で、女性の用いるものは特に衵扇(あこめおうぎ)とも呼びます。